和裁の話☆長襦袢のたて衿
- 2013年6月22日(土) 16:37 JST投稿者: ゲストユーザ
KOMAが思う和裁の七不思議☆☆の一つ。
長襦袢のたて衿。
KOMAの習った長襦袢のたて衿の付け方は、本当によく出来ていると思います。
何でこうなるのか、未だに不思議。
長襦袢のたて衿はここ。
この間、麻の長襦袢を縫いましたので、写真に撮って見ました。
上にある布が衿になります。
下の布は前身頃です。
通常ならこのまま縫っていきたいところですが、これだと反対側をもう一度縫ってしまわなければならないので、
すべてを一気に済ましてしまいます。
と、いうことで、衿で前身ごろを包んでしまいましょう。
包むとこんな感じ。
盛り上がっている部分には前身ごろが入っています。
包んだまんま縫っていきます。
いったい、どんな形になることやら、想像もつかないですが・・・・・・
ながーーーーーーい筒が出来上がりました~~~~~♪♪
ここからは、快感です。
包んだ衿の中から前身ごろを全てひっぱり出すと・・・・・・・・・・
いつの間に!!!!!たて衿が出来上がりました。
綺麗に仕上げして、完成です。
これだと、片方で15分~20分程度で終わります。
和裁はスピードが大切☆
他にも着物には七不思議な部分が沢山ありますよ。
着物の構造を立体的に考えるのはプロでも結構大変ですよ・・・・。(あ、KOMAの頭が悪いのかしら・・・)