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ようこそ! 着物屋さんまつかわやのスタッフブログ2024年5月20日(月) 14:04 JST

袖の丸み

  • 2013年1月18日(金) 17:57 JST投稿者: ゲストユーザ

久しぶりに和裁のお仕事をしました☆☆

振袖の袖丈直し☆☆

写真にとってみました。

袖先のの丸みってどうやってできているか見てみてください♪

 

和裁用の針です☆☆

数字は針の太さと長さを表わしています。

KOMAは縫い針とまち針は兼用です。

まずは袖底を縫います。

丸みの部分は二重に縫っておきます。

 

これは袖底の部分。

袖の丈で針をうったら袖底と縫って、袖丸みの型を置きます。

二重に縫っておいたほうの外側をひっぱると、綺麗に丸みの形になりますよ♪

なかなか面白いです♪

丸みを綺麗に保ったまま、余った縫いしろはひだをとっていきます。

ごろごろにならないように、重ならないよう、綺麗に☆☆

こて(アイロンみたいなの)で、熱をくわえて、固めます。

縫いしろをすべてひだをとって、重ねるとこんな感じ♪

ペッったんこになりました☆☆

ぺったんこが崩れないように糸で留めます。

 

ひっくり返すと丸みがついていますが、これではまだ不安定なので、

 

ここでシツケをかけます。

しつけは意味があるんですよ☆☆

 

しつけをかけた後に、こてで熱を加えて安定させます。

すると・・・・

綺麗な丸みになりますよ♪♪♪

 

最後に、解いたところをくけます。

「くける」というのは上の写真の様に、4枚重なっている布の、内側の布だけを縫っていきます。

なので針は見えません。

ここは和裁の基本です。

 

袖丈直しが出来ました♪♪♪

他にも和裁にはびっくりするような仕組みや縫い方が沢山です♪♪

洋服とは全く違うので、着物の仕組みが分かるとおもしろいですよ☆☆