着物の裁断
- 2011年3月11日(金) 20:12 JST投稿者: ゲストユーザ
こんにちは☆☆
今日は久しぶりに和裁を本格的にしました☆☆
最近は店の業務が忙しかったので、着物を縫ってませんでしたが、
たまには縫わないと・・・・
和裁ってどんなのかご存知ですか???
洋裁とは違って全て手縫いで、型紙を使いません。
着物はほどいて洗って、何度も使えるよう、工夫した仕組みになっています。
昔から着物生地はとても大切にしていたんですね。
今日は着物の裁断を(適当に)ご紹介します☆☆
まずは地のしです。
しわを取ったり、絹ですので、ある程度縮めておいたりする役目があります。
また地の目を整えることで仕上がりを美しくする、重要な役目があります。
そのあとは見積もりです☆☆
寸法に合うように柄合わせをしてゆきます。
今回は小紋です、じつはここの見積もりは小紋が一番難しいです。
柄ゆきがうまくできるかどうかはここの見積もりが上手にできるかで決定します。
経験70%+運30%くらいでここの時間が短縮できます笑
見積もりが出来ると裁断です☆☆☆
ここは和裁士にとって一番気を使うところです。
切るときに本当に間違いがないかを常にシュミレーションしながら確認します。
切り間違えなんて恐ろしいですから。。。。
生地は生地の目に沿ってまっすぐ切らないといけません。
線は引きません。
ハサミの感覚で生地目が全くずれないようにでまっすぐ切っていきます。
寸法表は常に見えるところに。
確認は欠かせません。
これは地の目を通している様子☆☆
生地がまっすぐ通るように切る場所を調整します。
いちいち細かいですが、後で仕上がりの命取りになるので重要なポイントなのです。
裁断が出来るとヘラ付け(印つけ)です。
もちろん和裁の単位はすべて尺寸分厘です。
ヘラは最小限の数で。
すばやく、無駄なく進めていかなければなりません。
チンタラしていたら一向に進みませんから笑
着物と八掛けと胴裏の裁断、ヘラ付けが終わりました♪♪
これから縫いに入ります♪
作り手としても出来上がりが楽しみです☆☆☆